無垢フローリングの仕事は、机の上だけでは完結しません。
むしろ本質的な知識や判断基準は、現場と人との会話の中で積み重なっていくものだと、改めて感じた浜松出張でした。

今回は名古屋を経由して静岡県浜松市へ。
某ホテル案件で日頃から助けていただいている同業者の方と打ち合わせ、そして忘年会という流れの中で、非常に濃い時間を過ごすことができました。
同業者だからこそ分かる「無垢フローリング業界あるある」
経験談でしか語れない話がある
同じ無垢フローリング業界に身を置いているからこそ、
一言で「あるある」と言えてしまう悩みや失敗談があります。
- 現場条件による想定外のトラブル
- 木材の性質と施工環境のズレ
- カタログ通りにはいかない現実
こうした話は、マニュアルや仕様書では決して拾えない部分です。
今回の打ち合わせと会食では、そうした現場起点のリアルな話で自然と盛り上がりました。
「知っているつもり」が一番危ない
同業者同士で話していると、
「それは知っている」「経験済みだ」と思っていたことが、実は限定的な知識だったと気づかされる瞬間があります。
今回もまさにそうでした。
同じ無垢フローリングを扱っていても、地域・樹種・使われ方が違えば、経験値はまったく別物になります。
ヒラタキクイムシの話に象徴される“現場知”
「食べられやすい無垢フローリングは?」という問い
会話の中で特に印象に残ったのが、
ヒラタキクイムシに食べられやすい無垢フローリングはどれかという話題です。
これは検索すれば一応の情報は出てきますが、
実際の現場では、
- どの樹種が
- どの環境で
- どの加工状態のときに
被害が出やすいのか、という細かい条件の積み重ねが重要になります。
理屈よりも「どうだったか」
この話題が盛り上がるのは誰かが正解を知っているからではありません。
- 「うちはこの条件で出た」
- 「同じ樹種でもこれは大丈夫だった」
- 「この加工をしてから被害が減った」
といった体験ベースの情報交換ができるからです。
無垢フローリングの世界では理屈と同じくらい、こうした「どうだったか」が判断材料になります。
出張の価値は「情報」より「視点」を持ち帰ること
有意義な出張とは何か
今回の浜松出張で改めて感じたのは、有意義な出張とは、単に情報を仕入れることではないということです。
- 自分の考え方が合っているのか
- 判断基準がズレていないか
- 見落としている視点はないか
そうした軸の確認作業こそが、出張の本当の価値だと感じています。
エコロキアとして持ち帰るもの
エコロキアでは「これが正解」と言い切れる情報よりも、判断できる材料を増やすことを大切にしています。
今回の出張で得たのも、
新しいノウハウというより、
- 考え方の幅
- 判断の引き出し
- 現場を見る目
そうした、今後の仕事に長く効いてくる要素でした。
浜松から岐阜、そして神戸へ|仕事は続いていく
浜松餃子を土産に次の現場へ
本日は浜松餃子をお土産に購入してから岐阜県の仕入先へ移動します。
岐阜では、
- 新商品の打ち合わせ
- 撮影
- 今後の展開についての相談
と、また別のフェーズの仕事が待っています。
点ではなく線でつながる仕事
浜松での打ち合わせ、岐阜での仕入れ、そして神戸に戻ってからの提案。
これらはすべて独立した出来事ではなく一本の線としてつながっている仕事です。
無垢フローリングの仕事は、こうして人と場所を行き来しながら、少しずつ精度を高めていくものだと改めて感じた出張でした。
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