無垢フローリングにできる「水染み」とは?
無垢フローリングは、天然木ならではの温もりと美しさが魅力ですが、一方で日常生活の中で水染み(みずじみ)が発生しやすい素材でもあります。特にキッチンや洗面所の近く、バルコニーの掃き出し窓付近などは水滴が落ちやすく、オイル仕上げの場合はその部分だけが濃くなったり、シミとして残ってしまうことがあります。
この「水染み」は、放っておくと徐々に木の繊維に染み込み、色ムラや黒ずみの原因にもなります。しかし、オイル仕上げの無垢フローリングであれば、軽度の水染みは研磨と再塗装でほぼ元通りに修復可能です。
ただしそれを実際に行うのは簡単ではなく、「言うは易し、行うは難し」。家具の移動や粉塵、乾燥時間など、実際に生活の中で行うには多くの手間がかかります。

自分で補修できる?DIYでの限界とプロに依頼すべき理由
紙やすりで軽く研磨するだけでもOKな場合も
軽い水染みであれば、#240〜#400程度の紙やすりで優しく研磨し、その後オイルを再塗装するだけで見違えるようにきれいになります。このとき、研磨方向は木目に沿って行うのがポイント。
木目に逆らって削るとムラが出やすく、再塗装しても光の当たり方で補修跡が目立ってしまうことがあります。
生活空間での施工は思いのほか大変
問題は、「実際にそこに生活している状態で作業する」場合。
研磨による粉塵、乾燥までの待機時間、家具の移動など、DIYでやろうとすると予想以上に大仕事になります。また、塗料選びを誤るとツヤが不自然になったり、逆に木の呼吸を妨げてしまうケースも。
こうした理由から、定期的なメンテナンスや広範囲の補修はプロに依頼するのが最も確実です。
今回の施工概要:1日で完結したチェスナット無垢フローリングの再生
今回は、オイル仕上げのチェスナット(クリ / 栗)ユニ無垢フローリング 15×120×1820mm【ラスティック】の施工事例です。お客様からのご要望は次の3点でした。
- 水染みをきれいに消したい
- 施工日数は1日で完結してほしい
- オイル仕上げのような自然な質感を残したい
この条件のもと、私たちエコロキアでは「速乾型つや消し水性ウレタン塗料」での再塗装をご提案しました。

研磨と再塗装の工程
Step 1:水染み部分の研磨
まずは電動サンダーを使って、染み込んだ部分を丁寧に研磨していきます。
チェスナット材は導管がはっきりしているため、研磨ムラを避けるには慎重な作業が必要です。
全体のバランスを見ながら磨き、自然な木目を崩さないように仕上げます。
Step 2:速乾ウレタン塗料で再塗装
通常のオイル仕上げでは乾燥に半日〜1日以上を要しますが、今回は1日完結というご要望だったため、速乾のつや消し水性ウレタン塗料を採用。見た目はオイルフィニッシュに近いマットな質感で、塗膜は極めて薄く、ウレタン特有の「テカリ」はほとんどありません。
これにより自然な木の表情を残しながら、耐水性・耐汚性が格段にアップしました。

Step 3:最終仕上げと乾燥
塗装後は、室内の換気をしっかり行いながら自然乾燥。わずか数時間で手で触れられる状態となり、その日のうちに家具を戻すことができました。仕上がりは、ナチュラルオイルの風合いを残しつつ、より長く安心して使えるフローリングに生まれ変わりました。

エコロキアが扱うチェスナット(栗)無垢フローリングの特長
エコロキアが取り扱うチェスナット無垢フローリングは、無塗装品に特殊なエイジング加工を施したラスティックグレード。経年変化によって自然に「栗色」に変化したような深みのある色調を再現しています。
この加工は着色ではなく、木材そのものの酸化反応を利用しているため、表面を削っても中まで美しいブラウン色。補修や再塗装の際にも色ムラが出にくく、再生向きの素材としても非常に優れています。
オイル仕上げとウレタン仕上げの違いとは?
| 比較項目 | オイル仕上げ | 水性ウレタン仕上げ(つや消し) |
|---|---|---|
| 質感 | 木の呼吸を感じる自然な手触り | ややしっとりしたマット感 |
| メンテナンス | 定期的な再塗装が必要 | 汚れに強く手入れが楽 |
| 耐水性 | 弱め(水染みしやすい) | 強い(撥水性あり) |
| 乾燥時間 | 長い(半日〜1日) | 短い(数時間) |
今回のように、自然な風合いを保ちつつ耐久性を高めたい方には「つや消しウレタン仕上げ」が理想的です。
エコロキアが選ばれる理由
エコロキアでは、単に無垢フローリングを販売するだけでなく、研磨・補修・再塗装・再生まで一貫対応しています。
「暮らしながらの施工」や「短期間での仕上げ」など、お客様ごとの状況に応じた柔軟な施工が可能です。さらに、アカシア・オーク・ウォルナットなど多樹種の取り扱い実績があり、素材に応じた最適な仕上げ方法をご提案しています。
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