無垢フローリングの取り扱いには細心の注意が必要です。特に、養生テープやマスキングテープを無垢フローリングに直接貼ることは避けるべきです。この点については、すでにご存じの方も多いかもしれませんが、改めてその理由と正しい対策方法をお伝えします。
無垢フローリングにテープを貼ると起こるトラブルとは?
無垢フローリングやその他の木質床材に養生テープやマスキングテープを貼ると、以下のようなトラブルが発生することがあります。

- テープの糊が残る
テープを剥がす際、糊が木目に入り込んで跡が残ることがあります。特に、無垢材は細かな木目が特徴的で、その中に糊が残ると目立ちやすくなります。 - 塗料が剥がれる
特に塗装されているフローリングの場合、テープを剥がした際に塗料が剥がれてしまうことがあります。この場合、補修作業が必要になるため、手間とコストがかかります。 - 汚れの付着
テープを長時間貼ったままにしておくと、糊が溶けて汚れを引き寄せ、剥がした後にその部分だけが汚れてしまうことがあります。特に夏場など、気温が高いと糊が溶けやすくなります。
夏場の注意点
夏場は気温が高く、テープの糊が溶けやすいため、剥がす際に糊が残りやすくなります。気づかずにそのまま放置してしまうと、引渡し後にその部分に汚れがついて目立つことがあるため、特に注意が必要です。
どうしてもテープを貼らなければならない場合は?
現場では、何らかの理由で無垢フローリングにテープを貼らざるを得ない場合もあります。例えば、壁面が弱いため保護が必要な場合や、他の素材が傷つかないように配慮する必要がある場合です。そのような状況では、以下のような方法を取ることでリスクを軽減できます。
ピンク色の養生テープを使う

無垢フローリングにテープを直接貼る場合、グリーンの養生テープではなく、ピンク色の養生テープを使用することをお勧めします。ピンク色の養生テープは、粘着力が比較的弱いため、テープを剥がす際に糊が残りにくく、無垢フローリングに対する負担が少なくなります。
マスカーの選択
マスカーを使う場合、粘着力が強いグリーンのテープを避け、黄色のテープが付いたマスカーを選びましょう。黄色のテープは、粘着力が弱いため、無垢フローリングに貼る際のリスクを減らすことができます。
粘着力が弱いテープの使用上の注意点
粘着力が弱いテープは、確かにフローリングへの負担が少なくて済みますが、粘着力が弱いために 外れやすい というデメリットもあります。このため、テープが外れやすくイライラすることもあるかもしれませんが、無垢フローリングに傷や汚れがつくリスクを避けるためには、この手間が大切です。
長期間貼らないように
また、粘着力が弱いとはいえ、テープを長期間貼りっぱなしにすると、最終的に糊残りが発生したり、日焼けの跡がついたりすることがあります。したがって、テープを貼った後は 早めに剥がす ようにしましょう。
特に、ブラックチェリーやマホガニーなどの樹種は、他の木材に比べて日焼けのスピードが早いため、長期間貼りっぱなしにするのは避けるべきです。
まとめ:無垢フローリングへのテープ使用を避ける方法
無垢フローリングにテープを貼ることは避けるのが最良ですが、どうしても必要な場合は、以下のポイントを守ってください:
- ピンク色の養生テープや黄色のテープ付きマスカーを使用する。
- 長期間貼りっぱなしにしないこと。
- 作業が完了したら、できるだけ早くテープを剥がす。
無垢フローリングにテープを貼る必要がないように工程を組むことが最も重要ですが、やむを得ず貼る場合は、リスクを最小限に抑えるために粘着力の弱いテープを使用することが賢明です。
無垢フローリングの美しさを保つためには、些細な配慮が大切です。養生テープやマスキングテープを使う際には、しっかりと注意して作業を行いましょう。
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