エコロキア家具コラム

衝動買いした木たちが、未来のレジンテーブルになる日|御所市スタジオ始動前夜の物語

エコロキア家具

御所市にレジンテーブル制作スタジオを構える、その前に

来週、御所市の倉庫を契約します。
そこをレジンテーブルの制作と撮影ができるスタジオにし、現在の事務所にある道具や木材をすべて運び込んで本格始動する予定です。

……のはずが。

創作意欲が先走り、スタート前にもかかわらずレジンテーブル用の木材を追加購入してしまいました。
まだ制作に取り掛かれるのは少し先。それでも、倉庫に並ぶ予定の個性豊かな木材たちを眺めているだけで、完成後の景色が浮かびます。
レジンテーブルは、木を買った瞬間からもう始まっているのです。

オリーブ|孔と荒々しさがつくる唯一無二の景色

オリーブ材の特徴

オリーブは、樹形のうねりや自然に開いた孔(ホール)が最大の魅力です。年輪は不規則で、黄褐色から深いブラウンまで複雑な色調を持ちます。

乾燥が難しく、割れやすい材でもありますが、その不安定さこそが表情の豊かさにつながっています。
人工的に作れない「偶然」が詰まった木です。

レジンとの相性

オリーブはウッドリバーテーブルに非常に適しています。
自然に空いた孔へ透明やスモーク系、あるいは深いブルーやエメラルドグリーンのレジンを流し込むことで、まるで地形図のような造形になります。

形を活かすか、削って整えるか。
その判断が作品の方向性を決めます。

アフリカンブラックウッド・パオロサ|密度と高級感の象徴

アフリカンブラックウッドの特徴

世界でも最も硬い部類に入る超高密度材。黒檀に近い深い黒褐色を持ち、油分も多く、重厚感は圧倒的です。

木目は細かく緻密。光を受けると鈍く艶を放ちます。
加工難易度は高いですが、その存在感は他の木を圧倒します。

パオロサの魅力

パオロサは赤紫系の色味を持ち、重厚さと華やかさを兼ね備えた材です。ブラックウッドほど重くはないものの、十分な硬さと密度を持ちます。

濃色同士を対比させる構成も面白い。

レジンとの組み合わせ

このクラスの木には、あえて透明やスモーク系のレジンを合わせるのも一案です。
木そのものを主役にするのか、金属粉入りのレジンでアート性を強めるのか。
判断次第で「家具」にも「作品」にもなります。

パンガパンガ|縞模様が生むリズム

杢目の美しさ

パンガパンガは濃淡の縞模様が特徴。黒褐色と淡色のコントラストがあり、視覚的なリズムを生みます。

重硬で耐久性も高く、床材にも使われるほどの強度を持ちます。

リバーテーブルとの相性

縞模様を川の両岸のように配置すると、非常にドラマチックな構図になります。
ブルー系だけでなく、透明+メタリック、あるいはブラックレジンとの相性も良い。
パンガパンガは“整った強さ”を持つ木です。

山桜・花梨|日本的な艶と温度感

山桜の魅力

山桜は淡い赤褐色で、経年変化により深みが増します。木目は穏やかで上品。

強すぎない存在感があり、住宅空間にも自然に溶け込みます。

花梨の個性

花梨は赤味が強く、重厚で硬い材。独特の香りを持ち、磨くと強い光沢が出ます。

高級家具材として長年愛されてきました。

レジンとの設計思想

この2樹種は、ウッドリバー構成で「空間に溶け込むレジンテーブル」を作るのに最適です。
派手な色よりも、透明やアンバー系、落ち着いたブルーが似合います。
木を主役にする設計が基本です。

フルオーダーという選択肢

今回入荷した木材は、在庫用としてレジンテーブルを作るものではなく完全フルオーダーで制作可能です。

  • どの木を使うか
  • どんな配置にするか
  • レジンの色は何色にするか
  • リバー型かフルカバー型か

一緒に考えながら決めていきます。

完成は夏頃の予定ですが、構想は今から始められます。

オーク・ブラックウォルナット・ポプラもご相談ください

写真に写っている材以外にも、

  • オーク
  • ブラックウォルナット
  • ポプラ

など多数在庫があります。
空間の用途やサイズに応じて最適な樹種をご提案します。

よくある質問

Q
レジンテーブルはどのくらいの期間で完成しますか?
A

現在は御所市スタジオ準備中のため、制作開始は夏頃を予定しています。通常はデザイン確定後、約1.5〜2ヶ月程度が目安です。乾燥や硬化時間を十分に確保するため、短納期対応は行っていません。

Q
セミオーダーとフルオーダーの違いは?
A

セミオーダーは、既存の在庫材を使用し、配置やレジンカラーを選んでいただく形式です。フルオーダーは樹種選定からサイズ、脚部まで完全設計します。自由度はフルオーダーが高く、コストはセミオーダーの方が抑えやすい傾向があります。

Q
木材は事前に見ることができますか?
A

はい。御所市スタジオが稼働すれば、実物をご覧いただきながら打ち合わせ可能です。写真だけでは分からない重量感や色味を直接確認できます。

どの木で、どんな川をつくりますか?

レジンテーブルは「完成品を選ぶ家具」ではなく、「一緒に設計する家具」です。
木の個性を理解し、レジンの色と配置を決める時間そのものが作品の一部になります。

御所市スタジオ始動後、制作相談を本格受付予定です。
夏の完成を目指して、今から構想を始めませんか?

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