古民家を彩る、世界にひとつだけのレジンテーブル
柳様ご夫妻の「欄間リメイク」レジンテーブルが完成しました
奈良県の静かな山あいに移住し、昨年末から古民家のセルフリノベーションに取り組まれている柳様ご夫妻。このたび、その古民家の雰囲気にぴったりの、味わい深い「欄間(らんま)」を活用したレジンテーブルが、見事に完成いたしました。
今回のテーブル制作は、私たちエコロキアが行っている「レジンテーブル制作体験ワークショップ」にご参加いただいた中でも、特に印象深いプロジェクトのひとつです。
欄間の持つ和の美しさをレジンで昇華
もともとご夫妻がお持ちだったのは、繊細な彫刻が施された和の「欄間」。この欄間は僕が個人的にいつかレジンテーブルにしようを持っていたもので、今回古民家の改修にあたり、その雰囲気にピッタリな素材としてご提案させて頂きました。
私たちの提案は、欄間の木彫をそのままレジンで封入し、天板として生まれ変わらせるというもの。彫刻の奥行きを活かすよう、透明度の高いレジンを流し込み、立体的な陰影が映えるよう慎重に作業を進めていきました。
今回の作品に使用したレジンは、完全な透明のクリアレジンです。欄間の彫刻部分が完全に沈み込むまで、たっぷりとレジンを流し込むことで、表面はすべてレジンで覆われる仕様としました。つまり、木彫りの上には一切凹凸がなく、まるでガラスの中に浮かぶアートのような表情を持っています。
ただし、このレジンには乾燥時にわずかなシワが入るという特徴があります。一般的にはそれを嫌って研磨して仕上げるのですが、今回はその「わずかなシワ」をあえて活かすことにしました。その風合いは、まるで古い引き戸や建具に使われていた“レトロガラス”のような趣があり、欄間という和の要素との相性が抜群だったからです。

結果として、まるで時代を超えて受け継がれてきたアートピースのようなテーブルが完成しました。手触りはなめらかでありながらも、わずかな陰影が表情を生み、光の角度によってさまざまな表情を見せてくれます。この仕上げが、空間全体に温かみと深みを与えてくれるのです。
作る工程も、かけがえのない時間に
制作中は、保護マスクを装着して木くずまみれになりながらの作業。特に表面の研磨工程では、汗をかきながらひたすらに磨き上げる時間が続きます。それでもお二人は、「これはただのテーブルじゃない。自分たちの思い出が詰まってる」と笑顔を絶やさず、集中されていたのがとても印象的でした。

実際に完成したテーブルは、まさに“主役級”の存在感。深みのある木の彫刻とレジンの艶やかな光沢が見事に調和し、古民家の空間にぴったりのアートピースとなりました。
5か月かけて完成させた超大作
実はこの作品、完成までに約5か月の月日をかけた超大作です。今年の1月26日から制作をスタートし、完成までに柳様ご夫妻には合計で7回も工房に足を運んでいただきました。毎回、天候やご都合に合わせてスケジュールを調整しながら、コツコツと工程を進めていく様子には、私たちスタッフも大いに刺激を受けました。
通常のレジンテーブル制作よりもずっと時間と手間がかかりましたが、それだけに完成したときの喜びもひとしお。長い時間をかけて共に作り上げたこのテーブルは、まさに“想いの結晶”とも言える作品となりました。
古民家×レジンテーブルという新しい調和
今回の制作体験を通して強く感じたのは、古き良きものを捨てずに生かすことの大切さです。単なる廃材とされてしまいがちな欄間も、視点を変えれば唯一無二の素材。レジンという現代的な素材との融合によって、まったく新しい価値が生まれることを、改めて実感しました。

柳様ご夫妻の古民家には、私たちも以前お泊まりさせていただいたことがあり、その空間づくりへの情熱や、ていねいな暮らしぶりにとても感銘を受けました。今回のテーブルも、そんなおふたりの暮らしの中心で、これから長く愛されていくことでしょう。
世界にひとつだけのテーブルをあなたも
レジンテーブルは、単なる家具ではありません。素材選びから制作まで、自分の手で作るからこそ感じられる愛着や満足感があります。特に、思い出の木材や、思い入れのある素材を使った作品は、何にも代えがたい価値を持ちます。
「自分たちだけのテーブルを作ってみたい」
「大切な思い出の素材を生かしたい」
「古民家やリノベ空間にぴったりの家具が欲しい」
そんな方は、ぜひ一度、私たちエコロキアのレジンテーブル制作体験にご参加ください。
ワークショップの新規受付について
現在、工房のキャパシティの都合により、ワークショップの新規受付は7月10日以降、フルオーダーでのレジンテーブル制作は8月20日以降の納品予定となっております。
ご予約は随時受付中です。興味をお持ちの方は、お早めにご相談ください。
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