無垢フローリングの美しさを蘇らせるために
無垢フローリングは、木そのものが持つ温もりや質感を存分に味わえる贅沢な床材です。しかし、長年の使用や日常生活の中で水ジミや汚れ、傷が少しずつ積み重なり、当初の美しさが失われてしまうこともあります。張り替えという選択肢もありますが、研磨と再塗装を行うことで、再び輝きを取り戻すことができるのです。
本日は淡路島の2ヶ所にて、無垢フローリングの研磨についてご相談をいただき、現地調査に行ってきました。現場ごとに異なる木材や加工、施工条件があり、それぞれに合わせた最適な方法を検討していく必要があります。
吉野杉の無垢フローリングに浮造り加工
水ジミによる色抜けの問題
1件目の現場は、奈良県産の吉野杉を使った無垢フローリング。美しい杢目と香り高さで知られる吉野杉ですが、今回の床には至るところに水ジミが見られ、部分的に色が抜けてしまっていました。杉は柔らかい針葉樹であるため、傷や汚れがつきやすいという特徴もあります。

浮造り加工の難しさ
さらに問題となるのが「浮造り(うづくり)加工」。これは木目の凹凸を強調し、独特の立体感を持たせる仕上げですが、研磨を施すとその凹凸が削られ、平坦な面になってしまう恐れがあります。美しい浮造りの質感を残しつつ、水ジミをどう処理するかは大きな検討課題です。場合によっては部分研磨や色補正、自然塗料による再仕上げなど、複合的なアプローチが必要になります。
アカシア無垢フローリングの現場
広葉樹ならではの強さ
2件目の現場は、アカシアの無垢フローリング。広葉樹であるアカシアは硬さと耐久性に優れており、針葉樹の杉に比べて傷や汚れに強い特徴を持ちます。現場で確認したところ、元々塗装が施されていたようで、汚れは表面的なものが多く、比較的きれいに再生できる見込みが立ちました。

複雑な間取りに対応する研磨
一方で課題となるのは間取りの複雑さ。部屋の形状や仕切りの多さは、研磨作業の段取りを難しくします。大型のサンダーをそのまま使うことができないため、細部は小型の研磨機や手作業で対応する必要があります。美しさを取り戻すには、技術だけでなく綿密な計画も求められるのです。
研磨と塗装で蘇る無垢フローリング
無垢フローリングの魅力は「削れば蘇る」こと。新品同様の輝きを取り戻すことができるのは、合板フローリングにはない大きな強みです。研磨で表面の傷や汚れを取り除き、その上で自然塗料やオイル仕上げを施せば、木本来の美しさと温かみが再び感じられます。
さらに、塗装の種類によっても表情は変わります。オイル仕上げで木の呼吸を活かすか、ウレタン塗装で耐久性を重視するか。住まいの使い方や雰囲気に合わせた選択が可能です。
淡路島ランチの一コマ
淡路島での現地調査は、どうしても真剣になりがちですが、やっぱり楽しみはランチ。久しぶりに淡路市志筑にあるお気に入りのお店「島ラーメン」へ立ち寄りました。注文したのは定番の「ミルク担々麺」。

クリーミーさと辛味のバランスが絶妙で、ひと口ごとにやみつきになる味です。そして、ここに来ると必ず楽しみにしているのがカツオのふりかけ。ご飯にも麺にも合う、まさに隠れた名脇役で、これを味わうと「淡路に来たな」と実感できるのです。仕事で訪れていても、こうしたひとときがあるからこそ充実感が増します。
ぜひ淡路島でのお仕事、どんどん募集しております!

コメント