昨日は新商品として紀州材の打合せに和歌山県へ行ってきました。
紀州材はスギ、ヒノキなど針葉樹が一般的ですが今回のメインはシイの無垢フローリング。
先にカットサンプルは頂いて少しご紹介させて頂いておりましたが、昨日は木材市場、製材所、施工事例を見させて頂き、シイの木についての理解が深まりました。

先ず、シイ(椎)とは、ブナ科クリ亜科シイ属の樹木の総称で、和歌山県では備長炭の原材料であるウバメガシよりも背が高く、ウバメガシの成長を阻害しないように伐採をするそうですが、スギやヒノキのように伐採地まで道を作ってはいないため、獣道の奥の崖の上にあったりするそうで、そもそも伐採して木を麓に降ろすまでが困難です。

天然乾燥で含水率を20%程度まで落とした段階で木口割れが出るため、910mmの長さの無垢フローリングを作るために1200mm以上の長さのモノを用意しておかなければならず歩留まりが良くありません。

またナラクイムシによる被害も大きく、小さい穴が多くが入っているモノもあり、そう云った欠点を捨てていくと更に歩留まりが悪くなるので、シイの木の綺麗な個所は非常に希少と云えます。

人工乾燥で含水率を8%以下に抑えて無垢フローリングとしての精度は抜群になりますが、ご注文を頂いてから人工乾燥して製材するため納期は少々頂かなければなりません。
現時点では和歌山県の公共事業で使用されているだけで、小売りはエコロキアが初となるのですが、そう云った事情もあり、いきなり100坪!のご注文はまだ難しく、10坪程度ならスペシャルな国産シイの木の無垢フローリングをお作りすることが可能です。
同じブナ科のオーク(ナラ / 楢)やクリ(チェスナット / 栗)と色調は近いのですが杢目は独特で細かく美しいシイの無垢フローリング、間もなく販売開始です。
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