オーク(ナラ / 楢)オスモパインブラックウォルナットリボス

無垢フローリングに良い塗料とは?その1

オーク(ナラ / 楢)

良い塗料とは?

無垢フローリングに限らず複合フローリングに塗る塗料は自然塗料、オイルフィニッシュ、ウレタン塗料、ワックスなど様々な商品が販売されています。

よくどの塗料がおススメですかと訊かれて回答に困るのですが、何を以って「良い塗料」とするかそれが問題です。

  • 耐水性・耐汚性
  • 塗りやすさ・扱いやすさ
  • 発色性・褪色しにくさ
  • 耐摩耗性
  • 価格・お求めやすさ

この辺りのバランスが高水準で取れている塗料が「良い塗料」と云えるわけなのですが…まぁ帯に短したすきに長し…と云うヤツで、DIYで自分で塗るのか、業者さんが塗るのか、施工前に塗るのか、施工後に塗るのかなど状況によってもオススメする塗料が異なります。

そんなワケで今回は手元に合った各種塗料を使って「耐汚性」について実験してみたいと思います。

耐汚性の実験開始

先ず、下記の塗料を用意してみました。

オスモリボス、エシャ、イケア、匠の塗油、BRIWAX、クライデツァイト、ワトコオイル、リンレイ オール、未晒し蜜ロウワックス、そして無塗装とウレタン塗装の合わせて12種類。

そして樹種によっても差が出るため、オーク(ナラ / 楢)、ノルディックパイン、ブラックウォルナットの3樹種を用意しました。

実験内容は各樹種に各塗料を塗装した状態で、コーヒー、赤ワイン、醤油を数滴たらして、10分後、1時間後、24時間後に拭き取ってどのぐらい汚れ跡が残るかで判断します。

無塗装品の場合

無塗装品はその名の如く全く何も塗っていない白木の状態です。

オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット

上からコーヒー、赤ワイン、醤油の順になっていますが、どれか分からないぐらいベチャっと染み込んでしまい、やはり無塗装のままでは10分もすればシミになります。

時々「天然木は無塗装で使うべき!」…と云う謎のポリシーをお持ちの方が居られますが、結果の通り生活には不便でしょうし、白木の板は半完成品で、塗装仕上げをして完成品となると云っても過言ではありません。

ウレタン塗装の場合

最近ではオイル仕上げのようにナチュラルな仕上がりになる「浸透系」のウレタン塗料もありますが、今回実験に使用したウレタン塗料は木の表面に塗膜を作る「造膜系」を使用しております。

オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット

まぁ流石にウレタン樹脂の膜が表面を覆っていれば当然コーヒーや赤ワイン、醤油程度の汚れはつきません。

この高い耐汚性と引き換えに木の触り心地、天然木の質感を失ってしまうのは残念ですが、前述したように最近では木の質感を損なわないウレタン塗料も出てきているのでそれはそれで選択肢としてアリかと思います。

オスモの場合

オスモは「自然塗料」の代名詞と云っても過言ではなく、同業者さんや工務店さんの中でも「オスモしか使わない!」…と云ったオスモ信者も多数いる人気の塗料です。

今回オスモからはオスモ フロアークリアー#3062 ツヤ消しと白木のようにナチュラルに仕上がるオスモ フロアーカラー#3041 ナチュラルを参戦。

フロアークリアー #3062 つや消し
オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット
フロアーカラー #3041 ナチュラル
オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット

#3041 ナチュラルのノルディックパインの24時間に微かなシミは出来ましたが流石はオスモ!…あらかじめ云っておきますが僕はオスモ信者ではありませんし、耐汚性に於いては高い評価をしますが、実際に自分で塗装をするとなったら粘度が高く塗りにくい塗料なので全肯定と云うワケではありません。

リボスの場合

リボスもオスモと同様にドイツ製の塗料で、「リボスは100%天然成分で自然塗料だが、オスモは有機溶剤が入っているので自然塗料とは呼ばない!」と実質ライバル関係にある塗料で、今回の実験にはリボス アルドボス#266を使用しています。

オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット

流石はリボス!有機溶剤も使わず100%天然成分でまったく汚れを寄せ付けないこの高い耐汚性はお見事です。

因みにエコロキアでは自然塗料(透明つや消しオイル仕上げ)は主にオスモ フロアークリアー#3062 ツヤ消しリボス アルドボス#266を樹種によって使い分けています。

詳しく云うとオスモやリボス、その他オイルフィニッシュは「クリア」と云っても油特有の色があり、オスモはヒマワリ油が主成分でカラーはやや白濁したニュートラルな雰囲気で、リボスは亜麻仁油が主成分でカラーは黄色味を帯びたハニー色です。

オーク(ナラ / 楢)やノルディックパイン、バーチ(カバ / 樺)など元々黄白色の樹種は経年変化で黄色味が強くなるためニュートラルなオスモ、ブラックウォルナットやチークなど濃色系はブラウンに深みが出るのでリボスと云った具合で使い分けております。

まぁどちらの塗料にしても高い耐汚性ですのでご安心下さい。

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