オーク(ナラ / 楢)オスモお役立ち情報パインブラックウォルナットリボス

無垢フローリングに良い塗料とは?その2

お役立ち情報

昨日からの無垢フローリングに良い塗料とは…のひとつの指針として耐汚性を調べる実験の続きです。

無塗装は予想通りの結果でしたが、ウレタン塗装、そしてドイツの自然塗料のオスモ、リボスが非常に高い耐汚性を発揮して…

エシャの場合

先ずは油絵の具でお馴染みのターナー色彩がラインナップする国産のオイルフィニッシュ ESHA クリアオイルです。

オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット

リボスと同様に亜麻仁油を主成分とした塗料で広葉樹のオーク(ナラ / 楢)とブラックウォルナットでは汚れが付着しませんでしたが、針葉樹のノルディックパインだけ1時間以上経過した場合軽いシミが出来ました。

まぁこの程度のシミは#240程度の紙やすりで軽くなぜれば除去できるレベルのモノなので日常充分に安心して使用できる塗料と云えるでしょう。

個人的には同じTurner色彩がラインナップしている「ESHA蜜ロウワックス」がラベンダーオイルを配合しており日々のメンテナンスにお勧めです。

匠の塗油の場合

こちらもエシャ同様に国産の自然塗料でエゴマ油を主原料としており、ホームセンターなどでもよく取り扱っているので入手しやすい塗料と云えるでしょう。

オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット

ホームセンターで売っているから素人向け…と侮るなかれ、実験結果はエシャとほぼ同等で、針葉樹の24時間以外はシミにもならずなかなか好成績。

エゴマ油の黄色味は亜麻仁油と同じような色調で、濃色系の無垢フローリングや羽目板に深みを与えるには丁度良いかも知れません。

クライデツァイトの場合

ドイツ製自然塗料で忘れてはいけないのがプラネットカラーのクライデツァイトで、ハードクリアオイル Kreidezeit クライデツァイトをチョイス。

オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット

こちらも針葉樹のノルディックパイン以外であれば全く問題はありませんでした。

クライデツァイトはオスモやリボスの巨大勢力に対して判官びいきな方にオススメ…と云うと語弊がありますが、パッケージの格好良さでは非常に高ポイントで、工務店さんや設計士さんの棚に飾っておきたくなるようなデザインです。

ワトコオイルの場合

こちらも匠の塗油と同じくホームセンターでもよく見かけ、TV番組のDIY企画などではよく使われているのでお馴染みのオイルフィニッシュと云っても良いでしょう。

オーク(ナラ / 楢)
ノルディックパイン
ブラックウォルナット

結果としてはオーク(ナラ / 楢)でも24時間経過した場合は薄っすらとシミができ、針葉樹のノルディックパインは残念ながら10分後からシミになっています。

ワトコオイルもホームセンターで購入できるため素人向け…と思われるかも知れませんが、歴史の古い英国製塗料で、その昔デンマーク家具(主にチーク)を美しくすることから「ダニッシュオイル」や「チークオイル」と呼ばれており、亜麻仁油特有の黄色味があるため濃色系の樹種にオススメです。

そして何より入手のしやすさと価格の安さ、そして伸びが良いので塗りやすく、DIY初心者の方からプロまで幅広く愛用されています。

概ねどの塗料も針葉樹のノルディックパインで少しシミができたものの好成績と云っても良いでしょう。続きは少し毛色の違う番外編的な感じで。

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