無垢フローリングのトラブルといって一番に思いつくのが「反り」や「隙間」ではないでしょうか。
無垢フローリングは、自然素材ならではの美しさや快適さが魅力ですが、湿気や乾燥の影響で「反り」や「隙間」が発生することがあります。
この問題を防ぐためには、原因を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
今回は安心して無垢フローリングをご採用して頂けるように湿気や乾燥で反る原因と、その対策について詳しく解説します。
無垢フローリングが反る原因
無垢フローリングは一本の木材から作られており、木が持つ「呼吸する」特性がその反りの主な原因となります。
では具体的な原因をひとつずつ解説します。
1. 湿気による膨張

湿気の多い環境では、無垢材が水分を吸収して膨張します。
この膨張によって床材同士が押し合い、浮き上がるような「反り」が発生します。
よくある状況:
- 梅雨の時期や雨が多い季節
- 床下の換気が不十分な場合
- 床下での漏水
- 新築RC造のスラブの乾燥不足
2. 乾燥による収縮
一方で、乾燥した環境では木材が水分を失い、収縮するため隙間や反りが発生します。
特に冬場の暖房使用時には室内の湿度が低下しやすいため、注意が必要です。
よくある状況:
- 冬の乾燥した室内環境
- エアコンや床暖房の長時間使用
- 直射日光の窓際
3. 不適切な施工や材料選び
無垢フローリングの反りは、施工や木材の選定が不適切な場合にも発生します。
- 施工時に無垢フローリングの長手方向や巾木下に適切な隙間を設けていない
- 乾燥処理が不十分な木材を使用している
- マンションなど高気密な住宅で壁面が調湿効果のないビニールクロス
- 地下室や浴室の脱衣所など湿気がこもりやすい場所への施工
反りや隙間を防ぐための対策
無垢フローリングの反りを防ぐには、原因に応じた対策が必要です。以下の具体的な方法を参考にしてください。
1. 室内環境の湿度管理
無垢フローリングが湿気や乾燥に影響されないよう、室内の湿度を適切に保つことが重要です。
適正湿度:40~60%を目安に調整
実践方法:
- 冬場は加湿器を使用して湿度を保つ
- 梅雨時や夏は除湿機やエアコンの除湿機能を活用
- 壁面に羽目板や珪藻土、漆喰など調湿効果のあるものを用いる
2. 床下の換気を確保
床下の湿気が原因でフローリングが反ることを防ぐには、床下換気が効果的です。
対策例:
- 通気口の設置や床下換気扇の導入
- 床下に防湿シートを敷く
3. 正しい施工方法
施工時の配慮が反りのリスクを大幅に軽減します。
無垢フローリングの施工に慣れた信頼できる施工業者に依頼し、以下のポイントを押さえましょう。
- 施工時の季節に応じて木材の収縮を見越したクリアランスの確保
- 無垢フローリング材の乾燥処理が行われているか確認
4. 適切な木材選び
反りにくい木材を選ぶことも重要です。
硬くて安定性が高い樹種や、施工する現場の状況などに応じてエコロキアでは適切な無垢フローリングをご提案致します。
5. 定期的なメンテナンス
メンテナンスを行うことで反りや隙間の発生を最小限に抑えることができます。
- 季節ごとに清掃し、フローリングの状態をチェック
- 隙間が発生した場合は加湿、膨張気味の場合は除湿
反ってしまった場合の対処法
すでに反りや隙間が発生している場合には、以下の方法で改善を試みることができます。
1. 湿度を適正に戻す
反りや隙間は湿度変化による一時的な場合もあるため、湿度を40~60%に調整することで改善することがあります。
2. 軽度の反りは湿度を調整して様子見
軽い反りであれば、前述したように湿度を適切に調整して様子を見て下さい。
反りが収まらない場合は床下などほかに原因がある可能性もあるためご相談下さい。
3. 交換や補修が必要な場合
反りがひどく、修復が難しい場合は、問題の箇所のみ交換する方法があります。
どうしようもない場合はエコロキアにご相談下さい。
まとめ
無垢フローリングが湿気や乾燥で反る原因は、木材の特性によるものですが、施工や日常の管理によって十分に対策できます。
適切な湿度管理や床下換気、正しい施工を行うことで、無垢フローリングを長く美しく保つことができます。
無垢フローリングはその自然な風合いや快適さが魅力ですが、その美しさを保つには少しの手間と工夫が必要です。
湿気や乾燥が気になる方は、ぜひこのブログを参考にして、無垢フローリングのケアを実践してみてください!
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