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説明
ブラックチェリーとは
ブラック・チェリー[Black Cherry]はバラ科ウワミズザクラ属の近隣種アメリカクロミザクラに分類される落葉広葉樹でその名の通り、北米、主にウエストバージニア州からニューヨーク州にかけての東部を原産地とするサクラの一種で、いわゆるサクランボのあの「ダークチェリー」の実がなる木です。
ブラック・チェリーの材木としての特徴は、何と云っても経年による色調の変化が極端に速く、最初はほんのりと淡い薄紅色ですが、徐々に深みのある飴色へと変化し、その見事な色調変化から、同じく色調変化の激しいマホガニーに因んで「ニューイングランド・マホガニー」とも呼ばれています。
カットサンプルなどではなかなかその色調変化が分からず、イメージを掴むことが難しい樹種なのですが、施工直後よりも1年、2年、そして10年、20年と月日を重ねるにしたがって魅力を増すことを見越してデザインしてみては如何でしょう。
淡く優しい杢目にシルクのように滑らかな肌触り、そして高級感のある光沢は他のどの樹種にも替え難い魅力を持つ樹種で、特にヨーロッパ家具で古くから人気があります。
そのため、ブラック・チェリーはプリント合板などでも人気の高いデザインで、家具だけではなく建具や合板フローリングにも定番として数多く使用されていますが、プリント合板は薄い表面が剥がれにくいように表面に樹脂加工が施されており、折角の肌触りが得られません。
個人的にはブラック・チェリーを使用するならそのスムースな肌触りが体験できる無垢材のオイル仕上げをお勧めです。
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