無垢フローリングを蘇らせるという選択
住まいに使われる床材の中でも、無垢フローリングはその温かみや質感、経年変化を楽しめる点から非常に人気があります。しかし一方で、長年使うことで傷や汚れ、色あせといった劣化も避けられません。通常であれば張り替えを検討される方も多いのですが、実は研磨・補修・再塗装を行うことで、床材を新品同様に蘇らせることが可能です。
今回は、実際に無垢フローリングの研磨から自然塗料「リボス アルドボス」での仕上げ、さらに部分補修に至るまでの工程をご紹介します。施工事例を通して、無垢材の持つ力や、適切なメンテナンスの重要性を感じていただければ幸いです。
白木の状態に戻すための研磨作業
サンディングで汚れや傷をリセット
まず最初に行うのが床全体の研磨です。長年の生活で付着した黒ずみや傷は、研磨によって取り除くことができます。写真1〜3に見られるように、サンダーを使用して表面を均一に削り込み、フローリングを白木の状態に戻していく工程です。
この工程では、木材本来の色合いが現れるため、施工前との違いが歴然となります。黄ばみや黒ずみが消え、まるで新しく張り替えたような清々しい印象へと変化していきます。



自然塗料「リボス アルドボス」での仕上げ
自然塗料の魅力とは
次に行うのが塗装仕上げです。今回はドイツ製の自然塗料「リボス アルドボス」を使用しました。自然由来の原料をベースとしているため、木の呼吸を妨げず、健康にも優しい塗料です。また、しっとりとした仕上がりと深みのある色合いを実現できるのが特徴です。
光沢と温かみを取り戻す
塗装後の床の様子が確認できます。研磨後の白木の状態に比べ、塗装を施すことで木目がより際立ち、深みのある色合いと艶やかさが生まれています。自然塗料ならではのマットで落ち着いた仕上がりは、人工的なウレタン塗装では得られない魅力です。
塗料は木に浸透するため、剥がれたり割れたりすることが少なく、再塗装もしやすい点がメリットです。












部分補修でフローリングをさらに長持ち
傷の研磨による補修
長年使ったフローリングには、部分的な傷や凹みがどうしても存在します。ハンドサンダーを用いた部分研磨による補修作業の様子を紹介しています。傷を中心に研磨を行うことで、表面を滑らかにし、周囲の木目と自然に馴染ませていきます。






へこみ補修にスチームアイロンを活用
濡れタオルを当て、その上からアイロンをかけている場面です。これはスチームの力で木の繊維を膨らませ、へこみを元に戻す伝統的な補修方法です。木材の持つ弾力性を活かした補修技術で、薬剤を使わずに元の美しさを回復できるのが大きな特徴です。

濡れタオルをあててアイロンでスチームを入れると、木が水分を吸って膨らみ、へこみが自然に回復していきます。
最終仕上げと完成の確認
写真20以降では、補修後の床がきれいに均一に整っている様子をご覧いただけます。部分補修を施すことで、施工全体の完成度が高まり、部屋全体が明るく、清潔感のある空間へと仕上がりました。

無垢フローリングの魅力を最大限に活かすには
研磨と補修で張り替え以上の価値を
無垢フローリングの最大の魅力は「繰り返し再生できる」という点です。合板フローリングでは一度劣化すると張り替えしか選択肢がありませんが、無垢材は表面を削り、補修し、塗装を施すことで新品同様に蘇ります。長期的に見ればコストを抑えつつ、美観と快適性を維持できるのです。
自然塗料で安心・快適な住まいづくり
また、自然塗料を選ぶことで、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して過ごせる環境が整います。木が呼吸し続けることで、室内の湿度調整にも役立ち、快適で健やかな住まいを実現できます。
無垢フローリングの再生は専門家にご相談を
今回ご紹介したように、無垢フローリングは「研磨」「補修」「自然塗料仕上げ」を組み合わせることで、驚くほど美しく蘇ります。しかし、これらの作業には適切な技術や道具が必要であり、自己流ではかえって傷を広げてしまうこともあります。
エコロキアのムクリペでは、無垢フローリングの研磨・補修・塗装を専門的に承っております。経験豊富な職人が、木材一枚一枚の個性を見極めながら丁寧に施工し、お客様の大切な住まいを長く支えます。