ブラックウォルナットモンキーポッド

木の名前はホントいい加減

ブラックウォルナット

コロナが一段落して海外工場との取引が活発になり、しばらく使っていなかった英語に四苦八苦しながらやり取りしております。

最近では無垢フローリングやウッドデッキだけではなく、一枚板の天板やレジンテーブルを取り扱うようになり、今まで触れることのなかった樹種に触れる機会も増えてきてはいるのですが、その分、正確な樹種名と販売に使われている名前が異なるコトも多く苦労させられます。

先日も海外工場とのやり取りで、

工場の担当者
工場の担当者

ブラックウォルナットの一枚板の天板ありますよ。

私

800×1800mmの耳付一枚板天板はおいくらですか?

工場の担当者
工場の担当者

厚みによって若干の違いはありますが平均285ドル/枚です。

私

ブラックウォルナットの一枚板が285ドル!
やっ安い!!!
とりあえず50枚買うから写真を送って!

工場の担当者
工場の担当者
私

???
このブラックウォルナットの産地は何処?

工場の担当者
工場の担当者

これは南米産です。

私

あれブラックウォルナットってヨーロッパ一帯と北米など北半球の木なんだけど…

私

南米のウォルナットって「クルパウ」のコト?

工場の担当者
工場の担当者

これはサウスアメリカン・ブラックウォルナットです。

私

じゃあ学術的な樹種の名前を教えて

工場の担当者
工場の担当者

ヤベェ面倒なヤツに当たったなぁ…(※ 私の被害妄想)

工場の担当者
工場の担当者

現地ではサマネア・サマンと呼ばれています。

私

サマネア・サマン…あぁモンキーポッドか!

このぐらいのサイズのモンキーポッドの一枚板なら市場価格で20万円程度、FOB285ドル/枚ならコンテナ運賃、通関費用、税金、倉庫代、国内での配送料金など諸々を含めると、まぁ飛ぶように売れる商品でもなく、ブラックウォルナットだと思って話をしていたので気持ちが萎えてペンディングに。

木の名前はホントいい加減で、工場側も騙すつもりもなく、普段からこの樹種をサウスアメリカン・ブラックウォルナットと呼んでいるのでしょうし、同様に日本でも様々な樹種で適当な商品名が使われています。

実際、通販サイトなどで『ブラックウォルナット 一枚板 天板』で検索をするとモンキーポッドの板を知らずにブラックウォルナットとして販売しているところもあり買う側も要注意です。

このようなコトを無くすために全て学術名で呼ぶとなると、例えばオークはQuercus L.(クァーカス エル)、スギはCryptomeria japonica(クライプトメリア ジャポニカ)と呼ぶのもやはりしっくりこないし、現実的ではありません。

名称を偽って販売するのは決して良いことではありませんが、注意して仕入れないと誤解で違う樹種が来ることもあるため、木のプロとしてより一層注意が必要ですね。

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