今週は無垢フローリングの研磨、再生の「ムクリペ」のお仕事で神奈川県川崎市に訪れており、丁度近くにこの影向寺の乳イチョウがあったので訪れてみました。

影向寺の乳イチョウは、川崎市宮前区にある天台宗の寺院「威徳山影向寺」の御神木となっているイチョウの木で、日本全国イチョウの老木には多いその特異な形状から「乳イチョウ」と呼ばれています。
乳イチョウの特徴と由来
影向寺の乳イチョウは、樹齢が600年以上とされる古木で、見た目が非常に特徴的です。

イチョウの老木によく見られる枝から垂れ下がる「気根」がまるで乳房のように見えることから「乳イチョウ」と呼ばれています。
この乳柱を削って煎じて飲むと乳が出るようになるという伝説があり、地域の人々にとって神聖視されてきました。
歴史的背景
影向寺の乳イチョウに関する伝説は、次のように伝えられています。
創建と伝説
影向寺自体は、影向寺は、元々は奈良時代に創建されたと伝えられており、その後の時代にも幾度となく改修されてきました。
また応永13年(西暦1406年)の「武蔵国栄興寺再興勧進状」に”文徳天皇のとき、慈覚大師円仁の建立“とされ、浄土宗の寺院として長い歴史を持っています。

この乳イチョウは、その当初から存在していたという伝説があり、寺院の歴史と共に育ってきたと考えられています。この木は、特に「子どもを授かるご利益がある」として、地元の人々に親しまれ、参拝者にとっては縁起の良い木とされています。
乳房のような姿
「乳イチョウ」の名前が示す通り、その木の形状が乳房を連想させるため、母性や豊穣を象徴するものとして信仰されてきました。
この形態は、木が自然の中で力強く生長し、周囲に恵みをもたらしている象徴としても理解されています。

特に、木の周りには「子宝祈願」や「安産祈願」をする人々が訪れることが多く、地域の信仰と結びついています。
乳イチョウの写真
現在の乳イチョウは、保護され、毎年秋には美しい黄葉が見られます。このイチョウは、ただの自然遺産にとどまらず、影向寺を訪れる人々にとって精神的な支えや希望を象徴する存在となっています。










まとめ
影向寺の乳イチョウは、その独特な姿から「母性」や「豊穣」の象徴として地元の人々に大切にされてきました。
木の由来や伝説は、影向寺の歴史と深く結びついており、信仰や文化において重要な役割を果たしています。
参拝者にとって、ただの自然の一部ではなく、心の支えとなるような存在であり、今後も地域の人々にとって大切に守られていくことでしょう。
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