アトリエに眠る銘木を改めて整理
奈良のアトリエでは、長年にわたって集めてきた多種多様な木材が所狭しと積み上げられています。日々の制作やワークショップで少しずつ使ってはいるものの、気が付けば「どこにどんな板があるのか」把握しきれなくなってしまうのが正直なところ。
本日はずっと気になっていた木材の棚卸しを一気に行い、約50枚ほどの板を引っ張り出してサイズを計測し、整理をしました。

中には最近入荷したばかりの珍しい材もあり、改めてアトリエの中に眠る「宝物」の多さに「あぁ結構買っちゃったなぁ」なんて反省します。
最近入荷した注目の銘木
カイヅカイブキ
まず目を引くのは、カイヅカイブキの板材です。

庭木や生垣としても知られる針葉樹ですが、板材になるとその独特の色合いや杢目が美しく、個性的な表情を持っています。重量感もあり、「針葉樹=軽い」というイメージを覆す存在です。レジンと組み合わせれば、他にはない独創的なテーブルが仕上がるでしょう。
落雷で割れたヒノキ(樹齢250年以上)
さらに圧巻だったのは、落雷によって割れた樹齢250年以上のヒノキ。

その迫力ある割れ目や焦げ跡は、自然が刻んだ唯一無二のアート作品とも言えます。針葉樹でありながら非常に重く、持ち上げるだけで歴史の重みを感じます。割れを活かしたレジンテーブルはもちろん、一枚板としても存在感抜群の仕上がりになることでしょう。
美しい赤褐色の花梨(カリン)
さらに今回の棚卸しで改めて存在感を放っていたのが、花梨(カリン)。

赤褐色の色味と緻密な杢目は高級家具材として古くから愛されてきました。硬さと重さを兼ね備え、磨けば深みのある光沢を放ちます。シンプルな一枚板カウンターとしても映えますし、レジンと組み合わせれば重厚かつ華やかなデザインに仕上がります。
穴だらけのオリーブ
そしてユニークだったのが、穴の多いオリーブ材。

その不規則な空洞や形状は、まるで自然が作った彫刻作品。こうした材こそレジンとの相性が抜群で、ブルーやグリーンの樹脂を流し込めば「海中の岩場」や「大地の割れ目」を思わせる幻想的な仕上がりになります。
杢目が詰まったパンガパンガ
アフリカ原産のパンガパンガも印象的でした。

タガヤサンにも似た濃い褐色で、杢目が詰まって力強さがあります。非常に硬質で耐久性が高いため、カウンターテーブルやダイニングテーブルとして長年愛用できる素材です。存在感のある色合いは、モダンな空間やインダストリアルデザインとも相性抜群です。
モンキーポッドとサクラの山
一方で、大量にストックしてあるモンキーポッドとサクラについては、今回は「見なかったことに」して、まとめてブルーシートの下に積み直しました。とはいえ、モンキーポッドのダイナミックな杢目やサクラの柔らかな色合いは、どちらも人気の材。今後のレジンテーブル制作や一枚板テーブルとして、十分すぎるほど活躍の場があります。
レジンテーブルの創作意欲を刺激する木材たち
レジンとの相性抜群の板
レジンテーブルの魅力は、木材の個性と透明感ある樹脂が掛け合わさることで生まれる独特の美しさです。節や割れ、空洞のある板こそ、レジンとの相性が抜群。アトリエの在庫を改めて見渡すと、「これはブルーのレジンで海をイメージできそう」「この割れ目にクリアを流せば、まるで川のようになる」といったアイデアが次々と湧いてきます。
一枚板としての価値
ただし、すべてをレジンで埋める必要はありません。杢目の美しい板や十分なサイズのある板は、一枚板テーブルとしても十分に価値があります。無垢材ならではの迫力や重厚感は、人工的な加工では決して再現できません。特に広葉樹の板はダイニングテーブルやカウンターに仕上げると圧倒的な存在感を放ちます。
奈良のアトリエで実物を体感
実際に見て触れることの大切さ
写真や文章だけでは伝えきれないのが無垢材の魅力。木の香りや重み、表面の手触りは、実際に触れて初めて実感できるものです。アトリエでは、レジンテーブルの制作体験ワークショップも開催していますので、木材選びからレジンの流し込み、研磨や仕上げまで一連の流れを楽しんでいただけます。
一枚板テーブルを検討中の方にも
また、「レジンテーブルまでは必要ないけれど、一枚板テーブルを探している」という方にもおすすめです。ダイニングやリビングに合わせたサイズの板材が数多く揃っており、脚のデザイン提案やカスタマイズも可能です。世界に一つしかないオリジナル家具を手に入れるチャンスです。
まとめ
今回の棚卸しを通して、改めてアトリエには数多くの銘木が眠っていることを再認識しました。カイヅカイブキや落雷ヒノキといった希少材から、定番のモンキーポッドやサクラまで、どれもレジンテーブルにも一枚板テーブルにも仕立てられる可能性を秘めています。
「世界に一つだけのテーブルを作ってみたい」
「自然の造形をそのまま暮らしに取り入れたい」
そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度奈良のアトリエにお越しください。きっと、木材たちが語りかけてくるような出会いがあるはずです。



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