花梨無垢フローリングの特徴と価値
高級感あふれる赤褐色
花梨(カリン)は深みのある赤褐色の色合いと硬質な木質で知られる銘木です。高級家具や楽器にも使用されるほどの美しさと耐久性を備え、床材としても非常に人気があります。

家具、楽器、床材など幅広く用いられてきましたが、現在は伐採制限や資源枯渇の影響で流通量が激減し、非常に希少価値が高まっています。
資源減少による希少性
近年は伐採制限や資源の減少により、国内で新材として出回ることは少なく、既に施工されている花梨フローリングは「住まいに残された宝物」と言える存在です。そのため、研磨や再塗装による再生は、非常に価値のある選択肢となります。
大阪市内での施工現場
劣化していたウレタン塗装
今回の現場は大阪市内の住宅。施工から年月を経て、ウレタン塗装が剥がれや白化を起こし、花梨本来の美しさが失われていました。特に導線部分では摩耗が進み、床全体がくすんだ印象となっていたのです。

無垢材だからできる再生
合板フローリングとは異なり、花梨の無垢フローリングは厚みがあるため、表面を削ることで新しい木肌を出せます。研磨再生が可能であることは、無垢材の大きな魅力です。
サンディングで甦る木肌
旧塗膜を丁寧に除去
まず粗いペーパーでウレタン塗膜を削り落とし、次第に細かい番手へ切り替えていきます。粗研磨の段階ではまだ削り跡が残りますが、仕上げ研磨に進むと花梨本来の赤褐色が浮かび上がり、見違えるほどの美しさを取り戻しました。
研磨前後の違い
研磨前はウレタン塗装がツヤを失ってくすんだ色調でしたが、研磨後は素地に戻りナチュラルな木肌。施工中に「ここまで違うのか」と驚かれることも多く感動していただけます。

オスモフロアークリアーで仕上げ
自然塗料のメリット
仕上げにはドイツ製の自然塗料「オスモフロアークリアー」を採用。植物油とワックスが主成分で、木材の呼吸を妨げずに保護層を形成します。

ウレタンとの違い
ウレタン塗装は厚い塗膜で保護しますが、人工的な光沢になりやすいのが難点です。オスモは木目の立体感を活かしながら自然な艶を生み出すため、花梨の赤褐色をより美しく引き立てます。
2回塗りで完成度を高める
1回目塗布の効果
1回目の塗布を終えると、花梨の色味は濡れ色のように鮮やかに変化。木の深みが増し、まるで新材を張り替えたかのような印象に。

仕上げ前の軽いサンディング
翌日には表面を軽くサンディングすることで、2回目の塗布がより均一に定着します。このひと手間が、長期的な耐久性と美観維持のカギとなります。
2回目塗布で仕上がる完成美
2回目の塗布後は、しっとりとした光沢と防汚性が加わり、日常生活に耐えうる強度と美しさを兼ね備えた仕上がりに。まさに「本物の床材」として蘇ります。
花梨フローリング再生の魅力
経年変化を楽しむ床材
研磨で新しい木肌を出し、自然塗料で仕上げ直すことで、再び経年変化を楽しむことができます。時間の経過とともに深まる赤褐色は、唯一無二の表情です。
住まいの資産価値を守る
希少な花梨を張り替えるのではなく再生することは、住まいの価値を高めるだけでなく、サステナブルな住まいづくりにもつながります。




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