スギ

無垢フローリングは暖かいって本当!?か実験

スギ

よく無垢フローリングのイメージを聞くと「温かい」と云う答えが返ってきます。

では本当に「温かい」ものなのか、下記のような実験をしてみました。

ふたつのプラスチックのトレーにそれぞれ氷を入れて、その上から食塩をかけて、ひとつはスギの無垢フローリング、もうひとつはPanasonicさんの分譲マンションや賃貸マンションなどでもよく使用されている普通の床材で蓋をします。

そして30分ほど放置して、表面温度を測ると、

Panasonicさんの床材は6.5℃で、

スギの無垢フローリングは9.1℃で圧倒的に無垢フローリングの方が温かいと云えます。

…とここまではまぁ予想通りの展開なのですが、無垢フローリングだから「温かい」と云うのは正解とは云えません。

今回実験に使用したスギの気乾比重は0.30~0.38で、この気乾比重とは木材に含まれている水分を抜いたときの重さと、同じ体積の水の重さを比べ水を「1.0」とした値で、数値が大きいほど重くて密度が高く、逆に小さいほど軽くて密度が低いことになり、スギは非常に軽く密度が低い樹種です。

この密度が温度と密接に関係しており、密度が高ければ熱の伝達率が良く、逆に密度が低ければ熱の伝導率が悪くなり、鉄のように密度が高いものは熱しやすく冷めやすいと云う性質があります。

Panasonicさんの床材に限らず、この種の床材は接着剤やコーティング剤など樹脂をしようしているため比重は高く、おのずと密度も高くなり熱の伝達率が良くなるため床下が冷えればすぐに表面も冷えてしまいます。

つまり無垢フローリングでもアジアンウォルナットやウリン、イペなど高比重の樹種は熱の伝達率が良いため、決して温かくはありません。

下手をしたらPanasonicさんなどの床材よりも冷たくなる可能性があります。

天然木だから温かいとひと括りにはできず、樹種によってそれぞれ特性があり、それもまた無垢フローリングの面白さでもありますね。

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