無垢フローリングの表面特殊加工
無垢フローリングの表面に様々なデザインの凹凸を付ける「表面特殊加工」と云うものがあるのはご存じでしょうか。
この業界にドップリいるので当たり前のように「スプーンカット」や「なぐり加工」何て会話に出てきますが、一般の方と話をすると「何それ?」と云う方が大多数でしょうし、そもそも「無垢フローリングって何?」と云った方も少なくはありません。
僕自身もこの仕事をして、この世界を知らなければ、賃貸物件にフワフワしたL-45遮音フローリングを「分譲仕様」と云って良いモノなんだと思っておりました。
さて、話は脱線しましたが、今回はあらためて無垢フローリングの表面特殊加工についてご紹介したいと思います。
表面特殊加工のデザイン
スプーンカットは数ある表面特殊加工のデザインのうちのひとつで、それ以外にも様々な加工パターンがありますので人気のデザインを一部ご紹介致します。
スプーンカット

スプーンカットとはその名の通り、アイスクリームをスプーンですくったようなランダムな凹凸のデザインで、「なぐり」や「いしがき」など様々な商品名でも呼ばれています。
ヘキサゴンカット

写真では分かりにくいのですがその名の通りヘキサゴン(六角形)が連なるデザインで、スプーンカットよりも規則性があります。
ウェーブカット

規則的に連なる波のようなデザインとなっており、デザインの面白さと滑り止めの効果があります。
リーフカット

スプーンカットとヘキサゴンカットの間のようなデザインで双葉のようなデザインが連なった加工です。
表面特殊加工の作り方
先ずはこれらの表面特殊加工をDIYで作れるのか?…結論から云うと不可能です。
こう云った表面特殊加工をするためにはNCルーターと云う工業機械が必要で、NCルーターでも前後左右、そして上下に自在に動くタイプのNCルーターが必要で、流石にコレをDIYで持っている方はいないでしょう。
ノミとヤスリで根気と根性があれば…
どんな樹種でも加工できるの?
柔らかいパインや杉でも硬いアジアンウォルナットでも表面特殊加工することは可能ですが、節のある無垢フローリングは加工時に節が欠けたり割れたりするためあまりオススメできません。
葉節、小節程度のナチュラルグレード、もしくは無節のプレミアムグレードであれば樹種を問わず加工可能です。
またずっと「無垢フローリング」と書いておりましたが、羽目板でもウッドデッキでも、また表面の単板が4mm以上あるような複合フローリングや三層フローリングも表面特殊加工が可能です。
表面特殊加工の注文方法は?
スプーンカットをはじめ表面特殊加工は前述したような特殊なNCルーターを持っている加工工場にて別途加工をして頂かなければなりません。
ですので、弊社で無垢フローリングをお買い上げ頂き、弊社倉庫から加工工場に送って加工を施してから、お客様のもとへと送られます。
別途加工料金に関しましては加工をする面積(㎡あたり)で計算され、硬い樹種、柔らかい樹種で価格の差はありません。
加工工場では順番待ちとなるため、仮に1㎡だけだとしても納期は約3~4週間程度必要となりますのでご注意下さい。
こんなデザインをこの樹種で加工したい!…と決まればエコロキアにご相談下さいね。
表面特殊加工の用途
こんなのを何に使うの?と云われるかも知れませんが、普通に床材として使って頂く方が一番多く、次に壁材としてのアクセントに使う方も多いです。
また一枚板のテーブルの天板やベンチの座面、階段の踏板の滑り止めなどとしてもご注文頂くことがあります。
床や壁は平らでなくては…と云う既成概念を取っ払ってみると踏み心地も良く、デザイン面でも杢目が美しく引き立ち、ライディングで美しい陰影が出るので使い方は無数にあります。
基本的には厚みが充分な木製品であれば加工が可能なので面白いアイデアを思い付いたらご相談下さいね。
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