エコアコールウッドという特殊なウッドデッキ材
ウッドデッキ商品の登録が一通り完了したので、本日はエコロキアで取り扱っている樹種の中でも少し特殊な木材である「エコアコールウッド」について紹介します。
ウッドデッキといえば、ハードウッドか人工木というイメージを持たれる方が多い中で、このエコアコールウッドはソフトウッドでありながら屋外耐久性を大きく高めた珍しい存在です。
エコアコールウッドとは何か
エコアコールウッドの定義
エコアコールウッドとは、従来の防腐剤を注入する保存処理木材とは異なり、注入後に木材内部で薬剤を高分子化させることで、腐朽菌が木材成分を分解しにくい状態をつくり出した改質木材です。
この処理により木材そのものが腐りにくくなり、同時にシロアリにとっても栄養源とならないため、食害を受けにくいという特徴を持っています。雨風にさらされる環境や、これまで木材の使用が難しかった屋外条件下でこそ、その性能が発揮されます。なお、この技術は 九州木材工業株式会社 によって開発されています。
一般的な防腐注入材との違い
エコアコールウッドを取り扱う前は、正直なところホームセンターで見かける防腐剤注入材と大きな違いはないだろうという印象を持たれる方も少なくありません。しかし実物を見ると、いわゆる不気味な緑色の注入材とは異なり、見た目は非常にナチュラルな杉そのものです。

独特な薬剤臭もなく、これで長期間腐りにくいという点は、実際に触れると印象が大きく変わるポイントです。
ソフトウッドならではのメリット
足触りと加工性
エコアコールウッドは杉をベースとしたソフトウッドのため、素足で歩いたときの足触りが非常にやさしく、硬いハードウッドにはない快適さがあります。

また、加工性にも優れており、カットやビス止めといった作業がしやすい点も大きな魅力です。DIYでウッドデッキに挑戦したい方にとっても扱いやすい素材といえます。
着色のしやすさ
ソフトウッドのもうひとつの利点は、塗装のノリが良いことです。エコアコールウッドは着色がしやすく、好みの色合いに仕上げることが可能です。ハードウッドのように色が入りにくい素材とは異なり、デザインの自由度が高い点は、住宅外構とのコーディネートを考えるうえで大きなメリットになります。
板幅220mmという圧倒的な存在感
幅広デッキ材の迫力
エコアコールウッドの大きな特徴のひとつが、板幅220mmというサイズ感です。一般的なハードウッドデッキ材、例えば20×105mm程度のサイズと並べると、その差は一目瞭然で、非常に迫力のある仕上がりになります。

板枚数が少なくなることで、空間全体がすっきりと見え、モダンな印象を与えることも可能です。
デザイン面でのメリット
幅広材を使用することで、目地の本数が減り、ウッドデッキ全体の表情が落ち着いたものになります。素材の存在感を前面に出したデザインが好みの方には、特に相性の良い仕様といえるでしょう。
実際に扱ってみた印象
当初は「防腐剤入りの杉」という先入観から、あまり好みのウッドデッキ材ではないと感じていたのが正直なところです。しかし実際に現物を見て、触れて、加工してみると、その印象は大きく変わりました。ナチュラルな見た目と扱いやすさ、そして屋外で使える耐久性を併せ持った、非常にバランスの良いウッドデッキ材だと感じています。
よくある質問
- Qエコアコールウッドは本当に腐らないのですか?
- A
完全に永久不変という意味ではありませんが、通常の杉材と比べて腐朽菌による分解が起こりにくく、屋外使用において非常に高い耐久性を発揮します。
- Q一般的な防腐注入材と何が違うのですか?
- A
表面に防腐剤を効かせるのではなく、木材内部で薬剤を高分子化させる点が大きな違いで、見た目や臭いがナチュラルなまま性能を高めています。
- Qシロアリ対策として有効ですか?
- A
はい、木材成分が分解されにくいため、シロアリにとって栄養源になりにくく、食害を受けにくい構造になっています。
- QDIYでウッドデッキを作るのに向いていますか?
- A
加工性が良く、ビス止めもしやすいため、DIY用途にも非常に向いています。
- Q幅220mmは反りや割れが出やすくないですか?
- A
適切に乾燥・処理された材料であれば、通常使用で大きな問題が出るケースは多くありませんが、施工時の下地や固定方法が重要です。
- Q素足で歩いても大丈夫ですか?
- A
はい、杉ベースのため表面がやさしく、素足での使用にも適しています。


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