ウッドデッキに限らず、無垢フローリングでも「標準施工要綱」と云うものがあり、既定の施工方法に則った施工をしなければ保証の対象にはなりません。
ウッドデッキの場合、ステンレス製のウッドデッキ用ビスを使用して施工をするのが基本となりますが、そうしなければならない!…と云うことを敢えて違う方法で施工して、本当かどうか実験してみたいと思います。
今回、エコロキア株式会社の前にセランガン バツでウッドデッキを施工することになったのですが、ビスは一切使用せず、接着剤のみで施工してみました。
当然、無垢材のウッドデッキは湿度の影響で、伸びたり、縮んだり、反ったりします。
だからこそデッキ専用のビスでしっかりと固定する必要があるのですが、その保持力を接着剤で保てるのかが今回の実験目的です。

根太にはアマゾン ジャラを用いています。
使用している材は基本的に余っている端材なので、小さなピースを使用して施工しております。

セランガン バツは600mmの長さの端材でしたので、根太間もそれに合わせて通常よりも飛ばしています。

こんな感じで奥行きは1200mm、横幅は2400mm程度のデッキです。

70角の長さが不ぞろいな角材も余っていたので、接着材で簡単な壁面を作成。

使用したボンドはコニシボンドの多用途屋外用です。

ここまでで施工時間は約3時間程度。
通常、ビスを打つためには、ビスの位置を墨出しして、ドリルで下穴をあけて、ザグリ加工用のドリルでザグリをしてからビスを打つので、非常に時間が掛かりますが、接着剤だけの施工なので工期的には非常に短縮が可能です。
もし本当に接着剤だけの施工で問題がなければこれは非常に助かります。
さて、これで形状は完成しましたが、端材などを利用したので材面があまり綺麗ではないため、塗装をしようと思いますがそれはまた続きで。

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