お役立ち情報レッドシダー

レッドシダーの無垢と複合の羽目板を比較

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この2枚のレッドシダーの羽目板でどちらが「無垢」でどちらが「複合」かお分かり頂けるでしょうか。

厚みは8mmで「無垢」はその名の通り8mm全てがレッドシダーで、「複合」は表面の1.5mm厚だけがレッドシダーで、その下の6.5mmは合板になっていますが触り心地は全く同じです。

答えは左側が「無垢」のレッドシダーで右側が「複合」のレッドシダーです。

近年、レッドシダーの価格が極端に上昇しており、「無垢」のレッドシダーの仕入値は1年でほぼ倍になっているため、こう云った「複合」のレッドシダーの羽目板が登場しました。

ハッキリ云って見た目は貼ってしまうと全く同じで価格は半額、寸法安定性も「複合」に分があり、施工性も良く、今の時点では「無垢」のレッドシダーはあまりオススメできない状況です。

強いて「無垢」のレッドシダーが「複合」のレッドシダーに勝る点を挙げるとするならば、「複合」の場合、レッドシダーを1.5mm厚にスライスするのですが、その際にボイルするため木の油分が減ってしまうため、汚れを弾くことや長年使いこんだときに光沢感などに差が出るのかな…と云うぐらい。

因みにレッドシダーの香りもアロマオイルなどに使用される通り油分であり、「無垢」のレッドシダーが「複合」のレッドシダーに勝る点ではありますが、木の香りはずっと続くものではなく、香りがなくなったら表面をサンディングして復活させる必要があり、実際に「無垢」のレッドシダーの羽目板を使用して、その都度表面を削っている方がどれほど居るのか…。

木材の適正な価格…と云うのは非常に難しいのですが、レッドシダーの価格は少し異常な値上がりをしているので、ある程度下落しないのであればしばらくは「複合」のレッドシダーの方が良いかも知れません。

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