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ワトコオイル W-01「ナチュラル」はこんな色!

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ワトコオイルの魅力と無垢フローリングへの塗装実験

無垢フローリングを美しく仕上げるためには、適切なオイルフィニッシュを選ぶことが重要です。今回は、DIYからプロユースまで幅広く人気のあるワトコオイルを使用し、無垢フローリング専門店の豊富な在庫を利用して、アカシア、オーク(ナラ / 楢)、バーチ(カバ / 樺)、ノルディックパインの無垢フローリングに塗装してみました。スキャナーで読み取った無加工の画像を無駄なくアップし、リアルな色合いをお伝えします。

ワトコオイルとは?

ワトコオイルは、亜麻仁油を主成分とした木材専用のオイルフィニッシュで、またの名を「ダニッシュオイル」とも呼ばれています。ダニッシュオイルとは、デンマークのオイルというわけではなく、デンマーク家具に最適なオイルとして認知されています。特に、デンマーク家具ではチーク材が多く使用されており、亜麻仁油はチークに非常によく合うため、この名前がつけられました。

ワトコオイルの特徴

  • 亜麻仁油(亜麻の種から採れる植物油)を主成分としており、木材に深く浸透し、木目を美しく引き立てる仕上がりを実現します。
  • 黄色味を帯びた仕上がりとなるため、特にオーク(ナラ / 楢)、バーチ(カバ / 樺)、ノルディックパインなど、黄白色の樹種に適しています。これにより、温かみのある色合いが加わり、木材が自然な美しさを増します。
  • 濃色系の樹種(アカシア、チーク、ブラックウォルナットなど)には、深みのある茶色に仕上がり、上品な高級感を演出します。
  • 塗装ムラになりにくくDIY初心者でも扱いやすい特性があり、無垢フローリングの塗装に最適です。

塗布面積について

ワトコオイルは、1リットルあたり約10m²の塗布面積をカバーできますが、オークやバーチなどの広葉樹に塗装した場合、1回塗りで約20~30m²の面積をカバーすることができます。非常にコストパフォーマンスが高く、広い面積を塗装する場合でも経済的です。

ワトコオイルの塗装結果

実際に無垢フローリングのカットサンプルにワトコオイルを塗装した結果を、以下のように紹介します。

ワトコオイルとアカシア

アカシアにワトコオイルを塗装した場合、深みのある茶色に仕上がり、木目がしっかりと浮かび上がります。アカシアは色調にばらつきがありますが、ワトコオイルを塗ることで、自然な仕上がりに整い、温かみのある印象を与えます。この仕上がりは、特にナチュラルな風合いを求める方にぴったりです。

ワトコオイルとオーク(ナラ / 楢)

オークに塗装した場合、ワトコオイルは、黄色味を帯びた温かみのあるブラウンに仕上がります。オークの杢目が美しく浮き上がり、ナチュラルでありながら深みのある仕上がりとなり、高級感のあるインテリアに仕上がります。特に、英国家具に見られるようなシンプルで上品な色合いを演出できます。

ワトコオイルとバーチ(カバ / 樺)

バーチに塗装した場合、ワトコオイルは柔らかな温かみのある色合いに仕上がりますが、ムラが発生しやすいため、注意が必要です。特に濃色系の塗装では、塗料が不均一に浸透し、モヤっとした仕上がりになることがあります。そのため、フィラーやシーラーで吸い込みを均等化してから塗装することをお勧めします。

ワトコオイルとノルディックパイン

ノルディックパインにワトコオイルを塗装した場合、白木のような仕上がりになります。特に白っぽい仕上がりで、木材の素朴な美しさを引き立てます。明るく清潔感のある色調が、インテリアにぴったりの印象を与え、ナチュラルで温かみのある風合いが魅力的です。

ワトコオイルのおすすめポイント

ワトコオイルは、扱いやすく、ムラになりにくいため、DIY初心者にも最適なオイルフィニッシュです。特に、オーク(ナラ / 楢)、バーチ(カバ / 樺)、ノルディックパインなどの黄白色の木材にぴったりで、温かみのある色調を加えることができます。アカシアやチーク、ブラックウォルナットなどの濃色系の樹種にも対応しており、深みのある茶色やヴィンテージ感を演出できます。

無垢フローリングの塗装に最適なワトコオイルを使用して、木材の美しさを引き出し、温かみと高級感のある仕上がりを実現しましょう。特に、ナチュラルな仕上がりを求める方にぴったりのオイルフィニッシュです。

ホームセンターなどでも比較的入手しやすいオイルフィニッシュで、塗装ムラにもなりにくくDIY初心者の方でも扱いやすい塗料なので是非試してみては如何でしょう。

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