あれもこれも実はポプラ

数あるレジンテーブルの中でも独特な瘤杢と高級感で非常に人気の高いジャーマンポプラ。

その名の通りドイツ産のポプラなのですが、ポプラは北半球の温帯地域に約100種あるそうで、真正双子葉類キントラノオ目ヤナギ科ヤマナラシ属またはハコヤナギ属に属しております。

このヤマナラシと云う名は僅かな風でも葉が揺れて音がなることから『山鳴らし』が語源となっており、またの名を『アスペン』と云い、学術的な細かい分類では僅かな差があるもののポプラはアスペンと同じです。

そんなポプラ&アスペン、実は皆様の生活にかなり身近な樹種で、例えばマッチの棒や割り箸などに使用されており、建設現場でもマンション間柱（LVL）や一部の合板基材はポプラです。

因みに無垢フローリングでの取り扱いはありませんがアスペンの羽目板は取り扱っており、遮熱性の高さからサウナの壁材として使用されています。

ご覧のように壁材のポプラは節もなくスッキリとした印象で、瘤杢のある個性的なレジンテーブルのポプラとは同じ樹種には思えませんが実は同じなのです。