直張り(じかばり)フローリングとは読んで字の如く『直に張るフローリング』なのですが、そもそも何に直に張るのか…で誤解もあるようなのでご説明致します。

直張りフローリングとはスラブ(コンクリート)下地に直接接着剤で施工できるフローリングのコトで、裏地にカルプと云う薄いクッション材が張られているところが普通のフローリングと異なります。
このカルプがあるお陰で多少の不陸を吸収できる点が直張りフローリングの特徴です。

因みにこのクッション材が付いているからと云って防音効果があるフローリングと云うワケではありませんのでご注意下さい。
また直張りフローリングはスラブ専用と云うコトでもなく、もちろん通常の下地合板の上に接着剤で施工するのも問題ありません。
写真の直張りフローリングはインドネシアチークのパーケット無垢フローリングですが、このカルプ付き直張りフローリングのラインナップは正直多くはありません。
しかし、通常の無垢フローリング、複合フローリングに別注で裏面にカルプを取り付けることは可能です。
注意点としてはスラブに直張りする場合、接着剤のみで釘を使用できないため、伸縮の多い樹種や幅広の無垢フローリングなどは施工後に暴れる恐れがあるのでオススメできません。
では、カルプの付いていないフローリングはスラブに直接施工できないのか…と云うとそうではなく、接着剤の弾性を利用してカルプの代わりに施工をすることも可能です。
スラブに直接フローリングを施工したいときはエコロキアにご相談下さいね。

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