U-OILの塗装見本
屋内外で使用できる純国産自然塗料U-OIL H33「和風藍」を塗装したらどんな感じになるのか、無垢フローリング専門店の豊富な在庫を利用してアカシア、オーク(ナラ / 楢)、バーチ(カバ / 樺)、ノルディックパインの無垢フローリングのカットサンプルに塗装してみました。
出来るだけリアルな色をお伝えできればと思いますので、塗装した各樹種をスキャナーで読み込んだものを無加工でアップしております。




U-OIL H33「和風藍」とは
U-OILとは岩手県で作られている純国産の自然塗料で、亜麻仁油を主原料としており、「安全性」、「作業性」、「耐候性」に優れた塗料で刺激臭のある石油系溶剤は一切使っておりません。
U-OILには、
- HARD:「安全性」・「作業性」・「耐候性」、すべてに優れた屋内・屋外共用。
- SUPER HARD:ハードの「作業性」・「耐候性」に木材保護性能を付加した屋外専用。
- STANDARD:一番最初にリリースされたU-OIL第1号の屋内用。現在はほぼ廃盤。
- for DIY:屋内屋外のDIYをお考えの方に最適。
の4タイプがあり、エコロキアでは屋内外ともに使いやすさを重視してHARDタイプを取り扱っておりますが、ご希望があればその他のタイプも御座いますのでご相談下さい。
U-OILの魅力は色々とありますが、何と云っても全66色の豊富なカラーバリエーションで、今回はH33「和風藍」をご紹介致します。
U-OIL H33「和風藍」とアカシア

前回ご紹介したH32「和風赤」と同様に「和風~」と云うタイトルで変な先入観を与えてしまい損をしていそうなカラーです。
「藍色」とはつまり「インディゴブルー」のコトであり、つまりはデニムのようなブルーです。
アカシアに塗装をすると素地の色と相まってオイルウォッシュジーンズのような風合い。
是非、デニムショップにはアカシアのヘリンボーンあたりでこのH33「和風藍」で仕上げたフロアが格好良いのでは。
U-OIL H33「和風藍」とオーク(ナラ / 楢)

オーク(ナラ / 楢)はアカシアより一層デニムな雰囲気が感じられる仕上がりで、少しかすれたぐらいが丁度良い風合いなので「デニムを育てる」感覚で無垢フローリングも育てて頂きたいカラーです。
U-OIL H33「和風藍」とバーチ(カバ / 樺)

バーチ(カバ / 樺)は塗料の吸い込みムラがあるため、何処かケミカルウォッシュのような風合いで、今の時代ならオシャレ上級者向けなのかな。
U-OIL H33「和風藍」とノルディックパイン

発色の良さで一番デニム生地らしい色調の仕上がりになっております。
結局、名称や字面によって印象操作されているだけで、例えば
『歴史ある国産赤松の縁甲板を和風藍で塗装』
『ヒストリカルなジャパニーズレッドパインのフローリングをインディゴブルーで塗装』
…とルー大柴さんばりに横文字カタカナを使うと意味は同じでも印象は随分変わります。
ノルディックパインだけではなく同じ針葉樹のスギなどでも近い仕上がりになるので床だけではなく、壁面やカウンター、その他木製の部分にこのカラーはなかなか格好良いと思います。
まとめ
もちろんその名の通り「和風」な使い方でも良いのですが、このH33「和風藍」は是非デニムショップやアパレルショップに採用して頂きたいカラーで、無垢フローリングだけではなく、壁や建具、更には屋外デッキなどエコロキアで塗装をして納品させて頂くことが可能です。
「青い床?」ってなんだか違和感があるのかも知れませんが、実際には落ち着いていて格好良いですよ。

コメント