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公共施設に広がる木の温もり|和歌山「いなむらの杜」× シイ一枚もの無垢フローリング施工事例

受付スペースと案内板が置かれた空間のシイ無垢フローリング シイ施工事例
観光案内や地域交流に利用されるスペース。シイ無垢フローリングが公共施設に上質な雰囲気を与えています。

公共施設に求められる床材の条件とは?

公共施設は多くの人が利用するため、床材には「耐久性」「メンテナンス性」「快適性」が求められます。特に観光や地域交流の拠点となる施設では、訪れる人が心地よく過ごせる空間づくりが重要です。

和歌山県有田郡広川町にある観光・地域交流センター「いなむらの杜」では、その条件を満たす床材としてシイ一枚もの無垢フローリング(15×105×RDMmm/ナチュラルグレード/ウレタン塗装仕上げ)が採用されました。

「いなむらの杜」とは?

地域に根ざした交流拠点

「いなむらの杜」は、広川町の観光・地域交流の拠点として整備された施設です。観光客だけでなく地域住民も集う図書コーナーやイベントスペースがあり、木をふんだんに使った設計が特徴的です。

木造建築と無垢材の調和

館内には梁や柱に国産材が多用され、自然光が降り注ぐ明るい空間が広がっています。そこに施工されたのが、シイの一枚もの無垢フローリングです。公共建築に無垢材を使用することで、地域の文化や自然の豊かさを体感できる場となっています。

シイ無垢フローリングの特徴

シイとはどんな木?

「シイ」はブナ科に属する広葉樹で、日本では建築用材として古くから利用されてきました。木目は穏やかで、施工直後は白っぽい色合いをしていますが、塗装や日焼けによって美しい飴色へと経年変化していきます。

高い硬度と耐久性

シイはオーク(ナラ/楢)並みの硬さを持ち、傷や凹みに強い性質があります。そのため住宅だけでなく、今回のように土足で利用される公共施設や店舗にも安心して導入できる樹種です。

一枚ものの魅力

今回採用されたのは、長さ1820mmを中心とした一枚もの。90%が長尺材で、残り10%が910mmのため、施工後はほぼ一枚もののフローリングとして仕上がります。目地のリズムが少なく、すっきりとした高級感のある床を演出します。

仕上げとメンテナンス性

ウレタン塗装で土足利用に対応

「いなむらの杜」では来館者が土足で利用するため、表面にはウレタン塗装(透明つやあり)を採用。無垢材ならではの風合いを活かしつつ、汚れや摩耗に強い仕様となっています。

経年変化を楽しむ床材

無垢材の魅力は「育つ床」。シイも例外ではなく、日焼けや使い込むほどに深みのある色合いに変化していきます。公共施設であっても、時間の経過とともに味わいを増す床材は利用者に愛着を持たれやすいというメリットがあります。

施工風景と館内の様子

読書スペースとシイフローリング

図書スペースには色とりどりの椅子が並び、シイの床が柔らかな印象を添えています。木の質感とカラフルな家具が調和し、子どもから大人まで過ごしやすい空間となっています。

廊下や通路への施工

廊下や通路部分にもシイが敷き詰められ、光が差し込むガラス窓と相まって美しい景観を生み出しています。人の往来が多いエリアでも、硬質なシイ材は傷や凹みを防ぎ、長く美観を保ちます。

受付・案内エリア

観光案内コーナーや交流スペースでも同じフローリングが採用されており、施設全体に統一感が生まれています。木材の持つ安心感が、訪れる人々を温かく迎え入れてくれます。

シイ無垢フローリングの今後の可能性

シイはまだ大量生産できるほど流通量の多い樹種ではなく、受注生産が基本となります。しかし、その耐久性や経年変化の美しさから、住宅だけでなく公共施設・商業施設・店舗デザインなどでも注目され始めています。

オークやアッシュといった定番樹種とはひと味違う個性を持ち、独自の表情を楽しめるシイ。今後、地域の木材資源を活用する観点からも、採用事例は増えていくと考えられます。

今回の事例

  • 所在地:和歌山県有田郡広川町
  • 物件名:観光・地域交流センター「いなむらの杜」
  • 樹種:シイ
  • 形状:乱尺 無垢フローリング(ほぼ一枚もの)
  • グレード:ナチュラル
  • サイズ:15×105×RDM(mm)
  • 塗装:ウレタン塗料(透明つやあり)
  • 特徴:公共施設にも対応できる硬さと耐久性、経年変化による美しい飴色

公共施設に無垢フローリングを導入するメリット

  1. 利用者に安心感を与える自然素材の温もり
  2. 土足でも耐えうる強度とメンテナンス性
  3. 経年変化で魅力を増すデザイン性
  4. 地域材活用による地産地消と環境貢献

無垢フローリングは住宅だけでなく、公共施設においても十分に力を発揮します。「いなむらの杜」のように、地域の拠点で木のぬくもりを活かす事例は、今後ますます広がっていくことでしょう。

ご提案

「いなむらの杜」で採用されたシイ一枚もの無垢フローリングは、公共施設という特殊な環境でもその性能と美しさを発揮しました。硬く耐久性のある樹種でありながら、使い込むほどに深まる色合いを楽しめる魅力も兼ね備えています。

エコロキアでは、住宅はもちろん店舗・公共施設まで対応できる幅広い無垢フローリングを取り扱っております。オークやアッシュなどの定番材に加え、今回ご紹介したシイのような希少材についてもご提案可能です。

公共施設や商業施設でも無垢フローリングを取り入れたい
地域材を活かした床材を探している

そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

公共施設でも輝く無垢フローリングを導入しませんか?

公共施設や店舗の床材選びは、耐久性やメンテナンス性だけでなく、利用者に与える安心感や空間の雰囲気づくりに直結します。
今回ご紹介した和歌山県「いなむらの杜」の施工事例のように、シイ一枚もの無垢フローリングは住宅だけでなく公共建築でもその魅力を存分に発揮します。
堅牢で傷に強く、土足での利用にも耐えうる耐久性を持ちながら、経年変化によって飴色に深まる表情は、時間と共に施設の価値を高めていきます。
エコロキアでは、シイをはじめとした多彩な無垢フローリングを取り扱っております。
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